英語最終学歴高校まで・留学経験なし・純ジャパニーズの筆者が、塾なし・高額教材なしで長女の小2での英検5級合格をサポートした実際の体験談をお伝えします。
親子で初めての、英検と言えど受験!
なんでも初めてってつい身構えてしまいますよね。
我が家も親子で受験の1か月以上前からずっと緊張してました笑
もちろん私は前日の夜はほとんど眠れませんでした。
娘のここは意外にもすやすや寝ていて、安心半分、よう寝れるなお前半分な複雑な気持ちで当日の朝を迎えたことを覚えています。
そして2人でドキドキしながら、かなりフライング気味に受験会場に到着したのでした。
受験会場はどうだった?
結果から言ってしまうと受験は全く何ごともなく、拍子抜けするほどスムーズに終わりました。
まあ私は連れて行って待ってただけなんですけど。
田舎の会場だったのですが、受験者は30~40人ほどで、中学生っぽい人が7割、大人っぽい人が1割、そして小学校低学年っぽい子が2割ぐらいだったと思います。
未就学児っぽい子は見かけませんでした。
ちょっとほっ。
それから1番私が気になっていたこと・・保護者、試験が始まるまで付き添えます!受験者情報の欄、書いてあげられます!
英検のガイドラインに載ってはいるのですが、当日までどんな感じか不安でした。
ただ、保護者が書けるので受験者情報の欄は問題ないのですが、問題用紙を見て解答用紙に書き込むという作業は受験までに何度か訓練しておく必要があります。
解答用紙は英検のHPでダウンロードできますので載せておきます。
ちなみに入室して試験が始まるまで1時間ぐらいある間、ずっと付き添えました。
最初は親子で緊張してたのですが、待ちくたびれて緊張が緩んだころに試験開始な感じだったので、退出して離れる時も不安より、やっとかーい!の気持ちが大きかったです。
そして終わるころに会場の入り口に迎えに行きました。
試験を終えて出てきた中学生っぽい子たちが「むずかったー」と言い合いながら通りすぎました。
試練から帰還した我が子にハグしたあと、どうだったか聞いてみると、
「簡単だったー♪」
え、天才!? 我が子天才!?
私は長女ここと手をつないで、公道をスキップしながら帰りました。
天国から地獄へ
いや受かったんですよ、受かったんですけどちょっとこのあと凹んだんです。
もう受験当日はプレッシャーから解放されたことと、ここの簡単発言で私は頭の中がお花畑でした。
模擬を4回連続でパスしていたこともあって、もしやこれ全問正解じゃね?などとどんどん妄想がふくらみました。
そして次の日、いつものお勉強の時間に試験問題を確認してみると、
私 「この問題の答えは?」
ここ 「2。」
ちがう。
私 「じゃあこの問題は?」
ここ 「1。」
ちっがーーう!
私 「これは?」
ここ 「4。」
ちっっがーーーう!!
なんと「our」という単語をしっかり教えてなかったせいで、3問も落としてしまっていました。
穴埋めの次の並び替えの問題もミス連発でした・・。
できれば答えを問題用紙に書いといてとお願いしていたのですが、思ったとおり真っ白でリスニングの答えもわからず、オンラインの合格発表まで生きた心地がしませんでした。
何より何も知らずに余裕ぶっこいていた自分が情けない!恥ずかしい!
あとour! we、us、our、ours!!
みなさん、単語、特に頻出単語はしっかり学習しておいて下さい!
自分のミスが自分ではなく別の人(娘ですが)にはね返ってくるのは、変にダメージ受けます。
受験に立ち向かうことがすごいこと
突然ですが、娘たちが通う小学校で毎年徒競走大会があるのです。
そのことについてここと話していると、一緒に走る友達が当日わざと負けてくれと頼んできたそうです。
すぐ断ったらしいのですがよくよく聞いてみると、4人で走る徒競走で1位か2位ならおもちゃを買ってもらえて、それ以下は何ももらえないとその子が言ったそうです。
そりゃなんとしても欲しいよねおもちゃ、と納得しました。
結局大人の世界も結果が第一ではあるのですが、子供のうちはそのプロセスを評価するとよいとあの「ひろゆき」さんも言っていました。
私も同感です。
長女ここが受験した時は、受かる、落ちるに関わらず、受験した日にプレゼント(工作好きなので2000円ぐらいのスポンジシートとやらのセット)を渡しました。
プレゼント以外でも、受験したその日は母の財布のひもはゆるゆるになってしましましたが。
知らない人だらけの初めての場所で、長いこと待たされ、親と離れて小1時間集中して問題を解くことを強いられる。
「英検を受験する」の1ステップの中身って結構ストレスフルだと思うんです。
結果は置いといて、よく1人で戦った!我が娘よ!となんとも誇らしい気持ちでいっぱいになったのを覚えています。
多くの場合保護者の誘導作戦の末の英検受験ではあるとは思いますが、それを素直に目標に据えて日々頑張って、受験にも果敢に挑むお子さんにぜひ敬意をもってその挑戦を結果抜きで称えてほしいと思います。
結果の良し悪しは保護者の責任
最初のここの受験の時にははっきり伝えられずにいましたが、今娘たちにはきっちり伝えています。
もし落ちてもそれはお母さんのせいだと。
小学校高学年や中学生となるとこの保護者の責任の部分は少し薄れるでしょうが、お子さんがその年齢以下なら結果はほぼ100%保護者の責任です。
英検の勉強を始めると、いつ受験するかから日々の学習のスケジュールまでおそらく全て保護者が管理することになります。
これぐらいで合格するだろうと見極めるのも保護者です。
なので変に子供に責任を感じさせるのは違うかなと今となっては思うのです。
ただ受験したら何かもらえる、落ちても怒られない、やったー♪勉強適当でいいや、ではだめなので、どれだけ英語学習が大事か、英語ができるとどんなメリットがあるか、保護者がどれだけ本気かをしっかりお子さんに落とし込むことは必須です。
まあ受験でナイーブになるお子さんが多いと思うので、もし悪い結果になってもあなたのせいじゃないよとはっきり伝えることは、プラスの面が大きいと思います。
英検5級は通過点!先を見据えて今できることを
オンラインでここの合格を知った時、やったー!!という喜びとともに、あ、また最初からか・・と途方に暮れるような気持ちにもなりました。
実際はまた1からというわけではなく4級の問題も5級レベルが混ざっていたりと、5級の知識の上にまた積み上げるといった感じなのですが、その時は、あ、私のゴールは娘2人の英検1級合格、大学卒業だった・・長・・・と、まだまだ続く長くて遠い道のりにくらくらしたのでした。
そう、英検5級はスタート地点なんですよね。
5級の次は4級、その次は3級と、さらに高い壁が待っています。そして見渡すと、TOEIC、TOEFL、IELTSなどほかの英語技能試験もたくさんあります。
うちではしばらくは英検一筋で頑張るつもりですが、頑張るのは娘たちです。
どんなに保護者がやる気でも、代わってあげることはできません。
でもサポートは保護者にしかできません。
英語の塾とか利用したことはないのですが、週に数回、1時間程度より、毎日少しずつでも保護者が関わって一緒に励ましながら学習した方が(特に小学校低学年ぐらいまでは)英語の能力は伸びていくと思います。
自分で英語を独学しているのでわかるのですが、語学学習って大変です。
くり返しますが人が母国語以外の言語をある程度習得するまで、2500時間前後の時間が必要なんだそうです。
しかも「ある程度」ですよ、ネイティブ並みとかじゃなくて。
まあ何が言いたいかというと、長いんですよね先は!
途中で保護者も子供もポキっと折れてしまうと台無しなわけです。
英語はこれからの社会で必要不可欠と信じてる私からすると、すごくもったいないです。
なのでどうモチベーションを維持するかが1番大事なポイントだと思います。
そのモチベーション維持という視点で、英検5級受験でまず気をつけることは、落ちないことです!
厳密に言うと、ほぼ100%合格だろうというレベルまで実力を引き上げてから受験することです。
最初の受験に失敗するとネガティブなイメージがついてしまい、やる気を失うことがあるようです。
英検は年3回あるので、模擬の結果などで不安があるようであればまた次に受験を延ばすなど、一番最初は特に気を配ってあげて欲しいです。
そしてできれば毎日英語に触れることです。
しばらく前のことですが、テレビでハリウッド女優のインタビューを見かけました。
彼女はヨーロッパの非英語圏の出身でしたが、流暢な英語で会話を楽しんでいるように見えました。
「英語学習の秘訣は?」と聞かれた彼女は、「Do it every day!」と、当然とでも言うような口ぶりで答えたのです。
今となっては彼女の名前も顔も忘れてしまったのですが、その言葉が深く心に残り、今日はやりたくねー!!な日を乗り切る大事な武器の1つになっています。
これもくり返しになりますが、今日1日学習した分、してない人と差がつきます。
それが1週間、1か月、1年、そして子供たちが社会に出るころには簡単には埋めることができない差になります。
私も将来娘たちに泣いて感謝されることを夢見て、今日も英語学習のサポートに全力投球したいと思います。
ちなみに英検5級対策ならたくさんプリント作ってます。
毎日の英語学習にどうぞ。
そして次は、次女むぎさんの5級受験です。