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失敗!成功!英検経験談②~5級・次女むぎ編~

英語最終学歴高校まで・留学経験なし・純ジャパニーズの筆者が、塾なし・高額教材なしで、次は次女の小2での英検5級合格をサポートした体験をお伝えします。

なんとバンドは+8!

むぎさん見事合格ー!

英検のバンドとは、スコアを25点刻みに区切ったもののことで、合格ラインと自分の結果との距離がわかる仕組みです。

英検最高得点は「G1+21」(英検1級合格ライン+525点)らしいので、100点が満点の感覚でいる私としてはちょっと分かりづらい気がしますが、まあ余裕の合格とみて間違いなさそうです!

なによりあんなノリノリで勉強してた姉より点数が高かったことに母はびっくりしました。(長女ここはバンド+6)

ま、その分と言っちゃあなんですがスピーキングはバンド-1で不合格だったんですがね。(ここは+1で合格)

ちなみにご存じかとは思いますが5級、4級は合格発表の後にネット上でスピーキングテストが受けられて、その合否は不問です。

3級の練習みたいな感じですね。

うちはパソコンにヘッドセットで臨みました。

ヘッドセット、企業の電話応対のお姉さんが頭につけてるあれですね。

いずれネットで英会話を習わせるのであれば買っといていいと思います。

スピーキングテスト、記事にしようと思ったのですが内容がぺらっぺらになりそうなのでやめました。

やり方は体験できる形で英検のホームページに載っているので、初めてでも分かりやすいです。

そして落ちても合否に関係ないので、気軽にトライしてみて下さい。

受験会場ではどうだった?

まあ今回結果から発表という形になりましたが、もうほんと、2回目となると人間だめですね。

いや私だけがだめなんですが、緊張のきの字もありませんでした。

対して本人はまっさらな初心者なので、待ち時間約1時間の間に6回トイレに行きました笑

会場はやはり中学生以上っぽい人が7割ぐらいだったのですが、2、3人むぎより年下っぽい子もいました。

英検受験はだんだん低年齢化しとるなと実感したことでした。

そして始まる時間になり保護者は退席、終わる時間になったら迎えに行って、万事滞りなく終了しました。

が、その前に実は私、長女ここに人生初のスライディング土下座をかましていたのでした。

W受験の罠

我が家の場合W受験とは長女、次女同時受験を意味します。

そう、実はこの日長女ここも4級受験を予定していたのです。

が、が、なんと私、4級の受験が始まる時間を5級と同じだと勘違いしていたのです!!!

気がついたのは当日午前11時。

4級は11時35分に終わります。

あの時の全身から血の気が引く感覚は一生忘れないでしょう。

それでもめげずにすぐ英検のサービスセンターに電話をして、どうにか今日受験できないかと懇願しましたが、そりゃ無理ですよね。

お気持ちはわかります、と優しい言葉だけ頂いて電話を切りました。

もうしょうがない!!

私はダッシュで夫の部屋で遊んでいたここに駆け寄り、その勢いのまま土下座して許しを請いました。

いいよと優しくつぶやいたここでしたが、目は涙でいっぱいでした。

ああ・・これ書いててもその時のことを思い出して・・・

ごめんね!!ここーーー!!!泣

こうして結局この日はむぎしか受験できず、ここは家で夫と淋しく・・マクドで腹いっぱい大好物のポテトを元気に食べたそうな。

時間、持ち物、場所はしっかり確認しよう!

何を当たり前なことを言っとるんだと自分でもつっこみたくなりますが、これ、教育熱心、猪突猛進な(私のような)人にとっては意外と盲点になるのではないかと思うのです。

英検受験の場合、保護者の1番の使命は我が子の英語力を合格ラインまで引き上げることです。

私はこことむぎ、それぞれ模擬を6回こなしてもらい、オール合格圏内というところまで漕ぎつけました。

それで満足しちゃったんですね。

私の仕事は終了してしまったのです。

受けりゃあ受かるわハハン、とおもいっきり調子こいてました。

さあ前回の英検経験談をご覧頂いた方ならお気づきかと思いますが、こういう油断してる人が最後にどんな痛い目を見るかわかりますね。

案の定情けない、恥ずかしい、今回はさらに犠牲者が出るという結末で幕を閉じたのでした・・・。

ごめんよー!!ここーーー!!!泣

さあさあ保護者の皆さん、検定料を払った時にもらったご案内の、開いた2ページ目をご覧下さい。

受験票の到着を待たずとも各級の受験の時間はすでに決まっており、はっきり記載しております。

はっきり記載しております!泣

「説明書より自分の直感を信じてる病」の皆さん、かわいい我が子がその病気の犠牲者になる前に、今一度このご案内もとい「〇年度 第△回 検定のご案内」にしっかり目を通して頂き、時間、持ち物、会場の場所を念入りに頭にインプット・・いやもうメモに書いて冷蔵庫に貼っておきましょう!(最近冷蔵庫を買い替えて、正面の面に磁石がくっつかないことにびっくりしました。側面の目立つところに貼りましょう)

当たり前ですがちゃんと決まりを守らないと、どんだけ英語の実力があっても級はもらえません。

我々は英語の能力のみならず、一般的な社会性を持ち合わせているかということも同時に検定されているのだと、そこからこぼれた者からするとなんともうすら寒い思いがしたことでした。

しかもその後すぐ、2人の学校の登校時間を1時間間違えるというポンコツっぷりを発揮してしまい、今でもそのダブルパンチがトラウマになっています。

そもそも受験当日のスケジュールもキツくなるし(1級違いの受験なので午前午後とサポートしないといけない)、我が家ではW受験は一生やらねえと誓った出来事でした。

後日談~前編~

そして見事5級に合格したむぎと、社会不適合者の母のせいで4級を受けられなかったここは、なんと受験のあと1体1万以上するお人形をゲットしたのでした。(我が家では英検の合否に関わらず、受験が終わるとご褒美がもらえます)

これぐらいの年頃の女の子ってこんなにお人形に執着するものだろうか?

と疑問がうかんでくるほどに、我が家にはお人形がたくさんあります。

スイッチを買い与えなかった反動なのかもしれませんが、何が欲しいか聞くとこれがいいとのことだったので、ばあばという最強のスポンサーの力を借りて、ウィッグ、表情、胸の大きさ、目玉のデザインまでカスタムできるハイパー贅沢りかちゃん(私にはそうにしか見えない)を半信半疑で2人に渡したのでした。

私は提案しました。

そんな高い人形買うぐらいなら、1人1台パソコン買うよ、と。

にべもなくそんなもんいらねえと断られました。

じゃ、じゃあそんな高価なものもらうなら、その分クリスマスプレゼントなしでいい?

いいよー!!(2人はサンタさんの正体を知っている)

ハイパー贅沢りかちゃんに目がくらんだ2人は、その後生まれて初めての大後悔が待ち受けていようとは知る由もなかったのであった。

後日談~中編~

分けて語るほど濃い内容ではないことは重々承知しておりますが、引き続き物語調でお届けします。

やっと手に入れたすごいりかちゃん(もうめんどくさい)に心躍る2人。

だがそのりかちゃんは子供がごっこ遊びでガシガシ使うような代物ではなく、財力のある大人が飾って楽しむ静止系美女なのであった。

ほどなく、遊んでいるとウィッグもといヅラがしょっちゅうずれて面倒なことに気づく2人。

そして可動域(人形の関節の柔らかさのことを言うのだそう)命の2人は、このりかちゃんはギュンギュン手足を可動させるのに弱いことにも気づき少々落胆する。

さらに2人にとどめを刺したのは、むぎが所持するりかちゃん、「ゆきみちゃん」の左足が付け根からポロっと取れたことである。

クリプレまで犠牲にして手に入れたりかちゃんの足が、まさかクリプレシーズンよりずっと前に取れてしまうなんて・・・。

しかしこの件で彼女らが私の前でうじうじわんわんしたことはない。

わかっていたのだ、そんな高価なものをわずか1か月あまりのうちに壊してしまったとなっては社会不適合者の母が何を言い出すかわからない、と。

そして迎えたクリスマス。

学校の終業式の帰り道では、友達はクリプレの話題で盛り上がっていたそう。

家に帰ったこことむぎは大きなため息と共に母に確認する。

「クリスマスプレゼントってないよね・・・?」

「ないよー!!でもケーキはあるよー!」

いやケーキじゃねえんだよ

そんな目で私をいちべつすると、さっさと着替えてハイパーりかちゃん以外のりかちゃんで遊びだす2人なのであった。

後日談~後編~

もはやメインはこっちになった記事に仕上がりそうな予感を感じつつ、ここまで来たら最後までお届けしよう。

彼女らの後悔はクリプレ犠牲などというライトなものではなかった。

その後気づいてしまうのだ、パソコン様の有能さ、おもしろさに。

前述したが、我が家にスイッチはない。

むぎのクラスはそうでもなかったが、ここのクラスでは、もはやスイッチを持っていない家庭などほぼうちだけという状況ができあがっていた。

みんなみたいにゲームがしてえ

それを時間の感覚は崩壊してるくせに無駄に弁の立つ母に伝えても無意味だろうと彼女らは悟っていたのだろう。

スイッチ欲しいとは結局1度も言わなかった。

なので私も買わなかった。

でもパソコンはいずれ買ってあげる予定だったので、そのことは2人に伝えていた。

皆さんのお子さんの学校でも取り組んでいるかもしれないが、「キーボー島」という学校主導のタイピングゲームを、2人が通っている小学校でも子供たちにさせていた。

当時30級から初段まであるそのタイピングゲームのレベルで、ここは16級、むぎは14級だったと思う。

それを最後の初段までクリアしたら、喜んでパソコンを買ってあげると約束したのである。

しかしこれがなかなか難しく、しかも学校のタブレットでしかできない(本当は私のパソコンでもできた)ので上達しない、いつまでたってもパソコンがもらえない!

2人はレベルが上がらない、さらにはみんなしている「ゲーム」から遠く離れた自分たちの立ち位置にモヤモヤを募らせていた。

そんな時むぎが私にふと聞いた。

「もしゆきみちゃん買ってなかったらパソコン買ってくれてた?」

「そりゃもう今ごろマイクラ、ロブロックスしまくりよ。」

この母のノーデリカシーな一言で彼女らの理性は決壊した。

ゔわあああああああああああーーーーーー!!!

我が家の娘たちは小さい時から癇癪などとは無縁の手のかからない子たちだった。

そんな彼女らの、近所の人が聞いたら虐待かと疑われるような雄叫びは、しばらく我が家で鳴り止まなかったのであった。

エンディング

いやーおもしろかった笑

2人の大後悔の渦の中、私はほくそ笑んでいました。

娘たちよ、これこそ人生ぞ、と。

「後悔先に立たず」、先人は尊い言葉を残しています。

親子でこの言葉が染みた一連のできごとでした。

そして結局私は我が子かわいさに負けて、その年末にはパソコンを買いに行き、3学期が始まってすぐにパソコンを与えることになりました。

「キーボー島」を1週間に1時間プレイするという条件付きですが。

そのかいあって、今ではここが1級、むぎが4級までレベルが上がり、タイピングのスピードも格段に速くなりました。

1つ誤算だったのは、リビングで英語のかけ流しをしてもゲームに夢中で全然聞いてくれなくなったことです。

なので今は夜ご飯3人の時にユーチューブでペッパーピッグを見るようにしました。

この年で珍しいですが、特にここはペッパーピッグが好きです。

ゴリゴリのイギリス英語で聞き取りやすいので意味がわかるからおもしろいんだそうです。

たまにえらいフランス語訛り(先生のマダム・ガゼルとか)のキャラもいて結構見ていて飽きません。

2人がペッパーピッグに飽きたらまた新しい策を考えます。

うだうだと後日談を連ねましたが、何よりむぎが無事5級に合格してくれてほっとしました。

さあ、次はおあずけになったここの4級受験です。

失敗!成功!英検経験談③~4級・長女ここ編~

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