プリントの活用方法

当サイトの英検対策プリントは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。

そしてあくまでテキストの補助用でテキストの内容をもとにくり返し学習ができるようにと作ったものです。

使っているテキストは、学研の「英検〇級をひとつひとつわかりやすく。」(監修:山田暢彦)シリーズです。

めちゃくちゃ吟味して選んだわけではないのですが、この本に出てくる単語を制覇したことであの有名な「でる順パス単」が用なしになりました。

文法の説明もイラスト付きでわかりやすく、レモネードおすすめの1冊です。

もちろん他のテキストでも内容はあまり変わらないと思うので、今学習したいチャプターに沿ったプリントを選んで進めて頂ければと思います。

ただ、もしお子さんがまだ英語に親しんでおらずアルファベットのA、B、Cぐらいしか知らないような状況、加えて未就学の小さなお子さんの場合、英検の勉強をいきなり始める前にフォニックスやサイトワーズで英語に慣れてからの方が入りやすいかと思います。

フォニックス?サイトワーズ??

私も最初は???でした。

英語圏の子供たちの英語教育にも採用されている勉強法なので、興味がある方はどうぞ。

フォニックスって何?

サイトワーズって何?

このプリントの特徴

英語のプリントというと、単語や熟語をひたすら練習させたり、日本語訳から英単語を書かせたりと、わりと書いて覚える用のプリントはよく見かけます。

ですが未就学、小学校低学年での書く学習は、実は非常に効率が悪いです

英検受験が低年齢化する昨今、全国的に見ると未就学で英検5級に挑戦される親子も珍しくないのではないでしょうか。

その年齢だと英語うんぬんの前に書き取りをする練習が必要になります。

ここで重要なことは、5級の場合は本番で書く能力は求められていないということです。

そこで我が家では、問題をひたすら毎日解くという戦略で、約1年の学習期間を経て、娘2人の小2での英検5級取得を達成しました。

さらにその戦略のまま学習を進め、2人とも小3で4級も獲得しています。

そして長女は小4で3級に合格し、次女もそのレールに乗っています。

目標が英検合格なら、当サイトのプリントはまさに英検に特化した学習プリントと言えるでしょう。

書く能力に関しては、急がずとも日本語での書き取りに慣れたころに3級の学習(英語の文章を書く問題が出題されます)を進めることで、問題なく身につけられるかと思います。

毎日英検の問題を解くことで、文法、単語、英語のリズムなどを効率的に覚えられます。

では使い方を具体的に説明していきます。

プリントの使い方~1日分はどれくらい?~

5級の穴埋め問題と並び替え問題のプリントは、A4のプリントを真ん中で切り離して2枚のプリントになるよう作っています。

まだ英語学習が習慣として定着してない段階なら、まず1日目にテキストをさらっと一緒に見て、次の日からその半分のプリントを1日分ぐらいのペースで進めるのがおすすめです。

うちでは学習中のチャプターのプリントの問題を読める、解けるとなったら、テキストに戻って予想問題を解いてみて(最初は並び替えとリスニングは無視していました)問題なさそうなら次のチャプターへというような流れで進めました。

慣れてくると1つのチャプターをだいたい1週間ぐらいでこなす感じです。

1週間はあくまで目安なので、お子さんを見ていてこのチャプター苦手そうと思ったら、同じプリントを何度かこなしてもらうのも全然ありです。

5級は英語の基礎中の基礎なので急いで資格取得にこだわるより、先を見据えてしっかり土台を作ることをイメージして時間をかけていいと思います。

短期集中での取得を目指す中学生のお子さんとかだと1日にプリント4日分とか全然いけちゃうと思いますが、プリントをこなすスピードを優先するより、問題を解くことにプラスしてその問題を音読できるようにしとくことをおすすめします。

我が家の2人は単語の発音間違いをよくします。

want と went は混同しがちだし、この間も abroad と around の読み間違いで意味が取れず問題を間違えていました。

未就学、小学校低学年のお子さんなら保護者の方が一緒に発音しながら問題を解くのを補助してもいいと思いますし、それ以上のお子さんならまず1人で解いてみて、答え合わせで一緒に発音しながら見直してみるなどしてみてもいいかもです。

発音、音読については後述してますのでご覧下さい。

5級が終わると長文読解がある4級、面接がある3級と、結局英語の文章を読めること、発音できること、そして話せることが求められますので、面倒ですが丁寧に問題を解いていく方が最終的には英語力の習得という点で近道だと思います。

お子さんの英語学習ならなおさら、軸足は資格取得よりそちらに置いときましょう。

プリントの使い方~学習の流れは?~

私が実際学習を進めた感じだと、

穴埋め問題前半

穴埋め問題後半に慣れた(目安はチャプター19ぐらい)

1日おき、もしくは週末のみとかに今までの穴埋め問題と一緒に並び替え問題のチャプター前半もしれっと出す

それにも慣れたら毎回穴埋め、並び替えの2枚をこなしてもらう(優先は穴埋め問題)

全チャプターが終了したらまとめ問題で苦手な部分を洗い出し、再度苦手なチャプターに戻り復習する

テキストに付いてる模擬をやってみる

→満点の70%以上の点数(合格は60%前後)→英検のHPから模擬を印刷してやってみる×3

→満点の70%以下の点数→間違えた問題のチャプターをくり返し学習する

満点の70%以上の点数が3回連続で出るまで模擬をくり返す

ちなみにリスニングは、うちでは学習のかなり後半になって取り組み始めました。

詳しくは「リスニングはどのタイミングで学習しはじめた?~英検5級~」に載せましたのでよければどうぞ。

プリントの使い方~単語帳のすすめ~

他の記事にも書いてますが、わからなかった単語は丁寧に復習しましょう。

おすすめは単語帳です。

こちらも面倒ではあるのですが、1度作ってしまうと、何度でも、子供だけでも復習できるのでかなり便利です。

私はいつも100均で3冊セットのものを買っています。

テキストの最後の方に数字、曜日、月も覚えよう!みたいなん急に出てくるんですけど一気に覚えるのは無理なので、英語学習の最初からこの単語帳を作っておいて、プリントとセットで習慣にして、ちょっとずつ覚えていくのが得策だと思います。

我が家の単語帳はこんな感じです。

最初に保護者の方が発音をこっそり練習しておいて、楽しそうに一緒に一通り読んで、はい終わりでいいです。

当時のレモネード家ではまず「曜日」の単語帳(少なくて覚えやすい)と、テキストに出てきた単語帳と2つ用意して、その2つとプリント1枚(A4の半分)、絵本の音読が1日のメニューでした。

絵本の音読については「英語の絵本を読むメリットとは」という記事で紹介していますのでよければどうぞ。

単語帳を保護者と何度も読んで慣れてきたら、子供だけで「曜日」を読む、ランダムにしても読めて意味も分かってきたら、次は「月」、「月」もできたら「数字」、そのころには「曜日」は忘れてるのでまた「曜日」、みたいな感じで進めました。

テキストでわからなかった単語の場合、表に英単語、裏に日本語の意味と、ちょっとイラストを加えたりしてなんとか覚えてもらおうとしています。

そして覚えた単語は本人に引きちぎらせて捨てていきます。(曜日、月、数字の場合はまたすぐに忘れるので引きちぎりません)

覚えた単語が増えていくと単語帳がだんだんスリムになってくるので、目に見えて自分の成長を実感できるようです。

その後覚えたはずの単語を忘れてしまったら、また単語帳に加えます。

あんまりこのくり返しが続く時は、日本語の意味のところに「もう覚えてよー泣」と号泣している顔のイラストを入れます笑

うちでは特に次女むぎが号泣イラスト常習タイプです。

eight ( 8 ) 、use ( 使う ) 、chair ( イス ) の3つはどうしても覚えてくれず1年でそれぞれ5回は引きちぎられました。

そんなんでも5級受かるんで、お子さんが覚えた単語をまた忘れてもイライラしなくて大丈夫です。

無駄になった単語帳の紙も、英語教室の月謝に比べたらないようなものです。

あと大事なのが未就学や小学校低学年のお子さんは特にですが、はい、今から単語テストしますよ~みたいなことは必要ないというか、むしろしない方がいいかと思います。

大人からのプレッシャーを子供は敏感に感じ取りますし、やらされてる感満載の作業は大人でも苦痛です。

英語学習=苦痛になってしまうと、これからの長い道のりの難易度がぐっと上がってしまいます。

とにかく最初は軽い雰囲気で、保護者もお子さんもできればニコニコ楽しく、さっと始めてさっと終わるのがお互いにとって一番楽で、毎日続けるコツでもあります。

プリントの使い方~問題文の音読はどうやって教える?~

苦手意識を持っている方が多い英語の音読ですが、自信がなくて大丈夫です。

我々日本人はだいたいみんなアジア人顔です。

相手は英語をネイティブスピーカー並みにしゃべれることをほぼ全く期待していません。

そもそも私たちが「これが英語だ!」と思っている英語は、世界で話されている英語のごく一部だったりします。

イギリス訛り、インド訛り、フィリピン訛り、その中に日本訛りがあってもいいのです。

なので発音のきれいさを追い求めるのはやめましょう。

聞きたい英単語、スペース、発音で検索するとスマホがしゃべってくれますので、一緒に発音してみてください。

Good morning. や How are you? などの英文の発音は、forvo pronunciation というサイトが便利です。

一緒に聞いて一緒に発音したとき、子供の方が耳がいいので大人より上手です。

うわっ上手!ママに教えて!などとおだてると小学校低学年以下だとほぼ間違いなく乗ってきます。

上から目線で教えてやろうではなく、一緒に勉強しよう!が正しい保護者の姿勢です。

保護者の方もできれば英語に興味を持って、英語ってかっこいーなー、すごいなーと一緒になって学習してみて下さい。

それを毎日少しずつ、学習しているチャプターの単語や表現などを見てぱっと発音できる、意味が分かる、問題文が自分で読めるというレベルになるまでくり返します。

毎日毎日、何度もこなしていると、これ知ってる!分かる!→ほめられる!のループに入るので、英語って簡単♪と錯覚します。

この錯覚、思い込みがとっても大事なんです。

ただ簡単すぎて飽きてしまうのを防止するために、小学生高学年、中学生のお子さんなら少し難易度を上げて2、3個のチャプターのプリントを毎日ランダムにこなす、覚えてしまってしばらく経ったチャプターのプリントをいきなり出してみるなどいろいろ工夫してみてもいいかもです。

とにかく英語学習でお子さんに嫌な思いをさせないことに気を配ってあげて下さい。

とか言いつつ筆者は何度も勉強中に娘たちを泣かせています。

つい熱が入ってキツい言い方になっちゃうんですよね。

無駄に怒っちゃった時は後でちゃんと謝りましょう。

プリントを進めていく時の注意点

これが結構大事なのですが、結論から言うと今日は気分がいいからなどと1日に何枚もさせるのはおすすめしません。

気分がいいとたくさんするとなると、気分が悪いとしないとなってしまう可能性が高いからです。

具体的に言うと、昨日3枚したから今日はしない、明日2枚するから今日はしない、明後日5枚するから・・・とリズムが崩れてやらなくなったりします。

なので決めた枚数だけを毎日やる、とした方が続けやすくなります。

毎日の量もお子さんとしっかり相談して、英検の受験が近くて増やすなどの時もそのことをお子さんに伝えて、お子さんを納得させてから進めましょう。

保護者の方があらかじめ受験を見据えて学習のスケジュールを立てておくと学習もスムーズにできますし、お子さんも今自分がどの段階にいるのか確認できてモチベーションの維持にも効果的です。

学習内容をまとめた大きな表を作って、学習が終わったチャプターに好きなシールを貼るなどしてもいいですね。

このへんからもうすぐ受験が近くなるから量が増えるよーなどと宣伝しておくと、本人の中でも覚悟ができてすんなり変化に対応してくれると思います。

本人がやる気なのかそうじゃないかで学習の質も変わってくるので、もう面倒なのはよくわかりますが、モチベーション維持のためには労力を惜しまない方が学習はスムーズに進みます。

準備が10割(「ひろつる式」から引用)

子供の英語学習を始めるにあたって関連の書籍を読み漁ったのですが、娘さんを塾などなしでアメリカの名門ハーバード大学への現役合格をサポートしたお母さん、廣都留真理さんが書いた本が印象的でした。

結局その本で勧める勉強法は我が家には合わず他の本を参考に今までやってきたのですが、この「子供の学習は準備が10割、勉強中は保護者はにこにこ見守るだけ」というフレーズは一理あるなと思いました。

まあこの「にこにこ見守る」が1番難易度高かったりするんですけど。

とにかくお子さんと実際学習する時間帯って保護者にとって絶賛戦時中だと思うんです。

この戦場に子供の英語学習をねじ込むのは相当な労力と覚悟が必要です。

その時の労力を最小限に抑えて負担を軽くしないと毎日なんて続きません。

まずプリントのしばらく分の印刷、単語帳の作成、できればお子さんが好きなキャラなどをちりばめた英検合格までの予定表を、こっそり用意してから英語学習への突入をおすすめします。

これは4人のお子さんの東大理Ⅲ合格をサポートした佐藤ママが言っていたのですが、子供って結局勉強が嫌いみたいです。

嫌いなのにえらいなというお子さんへの尊敬、英語学習は必須で当たり前にやるものというブレない軸、そのためなら協力を惜しまないという姿勢、これらをしっかりお子さんに示すことで日々の英語学習を実現していけると思います。

日本の人口が縮小して不確実性が増す未来では、英語は強力な武器になるとレモネードは信じています。

サポートが大変な時期は我々保護者の人生の時間で考えるとほんの一時です。

と、しっかり思い込みましょう。

忙しい毎日の中でのこんな面倒で大変な作業は、もうしんどいのはすっっごくよくわかりますが、お子さんに将来泣いて感謝されることを夢見て一緒にがんばりましょう!

どんどん新しいプリントを作っていきます!

今はまだ5級と4級を少ししか完成してませんが、今後3級、長女が学習中の準2級のプリントもアップしていければと考えています。

英検受験って特に小さいお子さんをサポートする保護者の方にとってはかなり大きな負担だと感じます。

学習の計画を立てて、その通りに学習できるように子供の機嫌をとりながら、おだてながら進めていく。

今日は勉強見たくねー!!って日も心を無にして子供と向き合う。

その苦労、痛いほどわかります。

少しでもそんな英語学習が楽になるように、大切な毎日の時間を有意義に使えるように、私も経験者としてみなさんの役に立てるように精進します。

もし、もっとこうしてほしい!こんなプリントを作ってほしい!などご要望があればお気軽にお問い合せで教えて頂ければ嬉しいです。

うむ納得、もしくはみんな同じこと思ってくれてるーとなると改善・・します!

ただ我が家も同じように子供の英語学習に心の血と汗を流しながら食らいついている一保護者だということを考慮していただければ、ひれ伏したくなるほど嬉しいです。

長々とお付き合い頂きありがとうございました。

では早速英検プリント、どうぞ。

英検5級対策プリント