英語学習×子育てブログ

英語の絵本を読むメリットとは

前の記事でちらっと触れたことがある、英語の絵本の音読。

今回はレモネード家で始めて丸3年になる、英語の絵本の音読について紹介します。

英文を読むスピードが・・!

まず私がそのメリットに気がついたのは、長女ここが英検4級を受験し終えた後の彼女の一言がきっかけでした。

「あと5分ですーって言われて、となりのお姉ちゃん焦って長文読んでたよ」

ん? あなたは何してたの?

「とっくに終わってリスニングの絵ながめてたー」

恥ずかしながら、この時初めて我が子の英文を読むスピードが平均より早いかもと気がついたのでした。

思い返せば5級の時も次女の場合も、家での模擬で時間が足りなかったことなど皆無で、時間になって部屋に入ると寝っ転がって待っているのが常でした。

毎日の英語学習でのプリントも、いつも気がつけば終わっているのです。

そこで娘2人が英文を読む速度を計ってみました。

むぎさん、英検4級の長文問題のメールを読んで1分間で83文字!

そしてここさん、英検3級の長文問題のメールを読んで1分間で171文字!!

その1回で内容を完璧に読み取れてはいないものの、調べてみるとむぎはアメリカの小学1年生の平均と、ここはアメリカの小学4年生の平均と同じくらいのスピードで黙読していることがわかりました!

むぎはともかくここは完全に予想外のスピードでした。

ちなみに私も3級の問題の長文を読んで計ってみましたが、なんと1分に145文字・・小学3年生のスピードでした!笑

私は完璧に意味が分かってのスピードなんで、まあ土俵がちがうっていうかあんな小娘どもとは次元がちがうっていうか・・・地味にショックでした泣

身長も足のサイズも英語の能力さえも、私は近い将来娘たちに抜き去られていくのだなと嬉しいような淋しいような、逆に育ちが違うとはこういうことなのか、これが世に言う親ガチャの威力なのか!?とハンターハンターのネフェルピトーのオーラの形のような複雑な気持ちになったのでした。

(ハンターハンターのキメラアント編が当時衝撃的で今でもそこだけ覚えています)

(どうでもいいですねすみません)

まあとにかくこの音読の速さはこつこつ続けてきた英語の絵本の音読の賜物なのではないかと、私は思わずにはいられないのです。

レモネード家の音読ルーティーン

早速我が家の音読のやり方を紹介します。

英語の絵本の音読は毎日の英語学習に取り入れていて、今はだいたい1か月かけて1冊の絵本を読み終えています。

①私が1人で読む練習をして、知らない単語や絵本の内容を把握する

②2人の前で1度私が読みながら意味も説明する(その日はそれのみ)

③意味の説明などせず私が読む(その日はそれのみ)

④私が1文読んで、それを娘たちが後からくり返して一緒に読む(これを毎日2週間ほどくり返す)

⑤娘たちそれぞれが発音できない単語がなく3回ずつ読めたら、1冊終了

(そして我が家では1冊終了すると、くじ引きが引けて300~500円相当の景品がもらえるシステムです)

じっくりやりすぎかなーとか、もっとガンガン数をこなすのもアリかなーとかまだいろいろ悩む部分もありますが、とりあえず今のレモネード家の音読ルーティーンはこんな感じです。

今は絵本がちょっと長くなってきたので流暢に読めるまで時間がかかりますが、読み始めの超簡単絵本ならもっとペースを上げられます。

どんな本を読んでるの?

今は I Can Read! シリーズレベル2のアダムスファミリーを読んでいます。

文字数はこんな感じで、32ページまであります。

音読を始めた当初はこんな本を見ると文字多っ!とタジタジしたのですが、今では文字数少なすぎたなと、買ったのをちょっと後悔しています。


The Addams Family: Meet the Family (I Can Read Level 2) (English Edition)

2人がアダムスファミリーのアニメにハマった時期があったのでこちらを選びましたが、このレベルの絵本なら他にもゴロゴロあるのでアマゾンで「I Can Read! level 2」と検索してみて下さい。

ここまでくると英語のリズムを覚えているのか、初見の単語さえ覚えれば特に長女ここはさらさらーっと読んでしまいます。

なのでもうちょっとサイクルを早めてもいいかもですが、クリアするごとにちょっとしたプレゼントを用意せねばならず、もうこのままのペースで続けられたらいいかなと諦めの境地に足を踏み入れているところです。

ご褒美システムは長いスパンでよーく考えて導入するべきですね・・泣

今までは何を読んでたの?~前編~

今はだいぶ力がつきましたが、最初はこんな感じでした。

比べてみると成長を感じますね。

こちらはNonfiction Sight Words Readers Guide Reading Level Aという7ページしかない激薄な絵本です。

そんな激薄絵本が25冊入って、当時も4000円しませんでした。


Nonfiction Sight Word Readers Level A, Ages 3-7: Teaches 25 Key Sight Words to Help Your Child Soar as a Reader!

ユーチューブで音声も探せます。

おすすめはNonfiction Sight Word Readers Level A - YouTubeです。

この動画、読んでいるのは大人ではなさそうですが、1冊1冊いちいち探す手間が省けるし聞き取りやすいので十分かと思います。

こんな超簡単な絵本を当時、毎回ノリノリで娘たちと読んでいました。

テンションを無理やり上げて楽しさをできる限り演出して、かなり一生懸命音読を続けていたのですが、2人の記憶からその当時のほとんどのことが消えていると分かり、なんともやるせない気持ちになりました。

あんなに頑張ったのに・・てかほんの3年前のことなのに忘れる!?

まあ力はついてるし結果オーライ、修行、修行。

今このレベルAがアマゾンでは売り切れなので、もしすぐに始めたい場合はレベルBからでも差し支えないと思います。

うちではこのレベルAが終わった後Bには行かず、ボブブックスシリーズに移行しました。

ちょっと文字が増えて、12ページまでの絵本になりました。

BOB BOOKS Sight Words KINDERGARTEN という、絵本10冊と、それぞれの絵本にサイトワーズカードが3枚ずつ付属されてるセットです。


Sight Words: Kindergarten (Bob Books)

ユーチューブ音声はMat Hid - YouTubeからスタートできます。

セット全部の音声が一緒になっているものは見つけられなかったのですが、本のタイトルを入れて検索すると1冊ずつ出てきます。

Alphiaさんの動画が聞き取りやすくておすすめです。

値段は、私が買った箱には税別3060円って書いてますけど、今アマゾンでは3000円以下になってますね。

この物価高の時代に何故!?

まあ安いにこしたことないです。

このボブブックスは当時ちょっと負荷を感じた記憶があります。

ページ数が増えたのが地味にしんどかったんだと思います。

そしてしんどかったのであまりレベルアップしたくなくて、このセットの続編のセットをもう1つ購入しました。

BOB BOOKS Sight Words FIRST GRADE です。

こちらも同じように12ページまでの10冊セットで、サイトワーズカードがついてます。


Sight Words: First Grade (Bob Books)

全く使わなかったですけどね、サイトワーズカード。

値段はさっきのボブブックスセットと同じぐらいです。

ユーチューブの音声はかなり探しまわったんですが、おすすめできる動画がありませんでした泣

出てくるには出てくるんですが、読んでる人が子供ばかりで聞き取りにくい・・。

公式サイトにも音声はないようなので、音源が欲しい方にはおすすめできません。

内容としては、前回のシリーズは1ページ1行だけだったのがたまに2行とか3行とか4行とかに増えてきます。

ここまでくると慣れてきて、行数が多少増えてもなんともなくなりました。

そして次は思い切って、大きめで文字数多めなドクタースースシリーズに突入しました。

行は増えるが単語はほぼ同じという、長めの絵本への拒否反応を緩和してくれたシリーズでした。

Dr.Seuss's Beginner Book Collection ・・アマゾンで見たら7000円超えてるんですけど、こんなに高かったっけ!?

これも4000円しなかった気がするのに。

まあ今までの本と違ってハードカバーでしっかりしてるし、5冊セットで1冊あたり1455円・・いや高えわ!

そして私は途中からしつこい感じがして結局5冊のうち3冊しか読ませてない笑

くり返しが比較的苦じゃない男の子ならおすすめですかね。


Dr. Seuss's Beginner Book Boxed Set Collection: The Cat in the Hat; One Fish Two Fish Red Fish Blue Fish; Green Eggs and Ham; Hop on Pop; Fox in Socks (Beginner Books(R))

この本のセットは結構有名みたいでユーチューブで検索するとたくさん動画が出てきます。

私のおすすめはHOP ON POP by Dr. Seuss Read Aloud - YouTubeです。

MrsMorrisReadsさんの動画がおすすめです。

こちらも1冊ずつの動画ですので、本のタイトルを変えて検索してみて下さい。

ここまではフォニックスやサイトワーズを意識したセレクトでしたが、ここからは物語がある絵本にシフトしていきます。

今までは何を読んでたの?~後編~

うちは女子2人なので、ここからの絵本は女の子のための絵本です。

男の子のお子さんをお持ちの保護者の方々は参考までに。

こちらは READY TO READ LEVEL 1 の ELOISE Collector's Set です。

こんな感じの文字数で32ページまでで、6冊セットです。


Eloise Collector's Set (Boxed Set): Eloise Breaks Some Eggs; Eloise Has a Lesson; Eloise at the Wedding; Eloise and the Very Secret Room; Eloise and the Snowman; Eloise's New Bonnet

ユーチューブの動画はEloise Has a Lesson (Kay Thompson/ Margaret McNamara) - YouTubeがおすすめなんですが、6冊中3冊分の音声しか見つけられませんでした。

このSarah Dさんの動画でない分は、story bookさんの動画が聞き取りやすいです。

ホテルの最上階に住んでいるおてんばな6才のエロイースという女の子が主人公のシリーズで、周りの大人たちがそのエロイースに振り回されて、ひどい目にあったり助けられたりするお話です。

過去形が全く登場しないので読みやすいです。

エロイースのおてんばっぷりに,、驚きながら笑いながら結構楽しく読めました。

次は I Can Read! Level 1 Amelia Bedelia のセットです。

ページ数はさっきのエロイースシリーズと変わりませんが、文字数がぐっと増えました。

値段もエロイースシリーズと同じぐらいです。

こちらは5冊セットです。


Amelia Bedelia I Can Read Box Set #2: Books Are a Ball (I Can Read Level 1)

そして全編過去形で書かれています。

ユーチューブの動画は・・おすすめが1冊ごとにバラバラです泣

海外ではセットで売られていないのか!?

しょうがないので1冊ずつ載せておきます。

・Makes a friend → Amelia Bedelia Makes a Friend | Kids Books - YouTube

・Sleeps Over→ Amelia Bedelia Sleeps Over Read Along - YouTube

・Hits the Trail → 📚Kids Books Read Aloud | Amelia Bedelia Hits the Trail - YouTube

・Tries Her Luck → Amelia Bedelia Tries Her Luck - YouTube

・Join the Club → Amelia Bedelia "Joins the club" - YouTube

小学2~3年生と思われるアメリア・べデリアという女の子の、学校やご近所でのできごとを描いた親しみやすい内容でした。

周りの人の言った言葉を文字通り受け取るアメリア・べデリアにくすっと笑えたり、話のまとめ方がいいなと思ったりと、私が今まで読んだ子供の英語絵本シリーズの中で1番面白いと思える作品でした。

この姉妹本も発売されていて(I Can Read Level 2 Amelia Bedelia Set)、こちらも近々揃える予定です。


Amelia Bedelia 5-Book I Can Read Box Set #1: Amelia Bedelia Hit the Books (I Can Read Level 2)

今のところ私たちが読んできたものはここまでです。

最後に私が娘たちに英語の本の音読をさせるにあたって気をつけたことをシェアします。

英語の絵本を与える時に注意すること

ずばり、難し過ぎたり長過ぎたりする本を与えないことです。

我が子が英語が読めるのが嬉しくて、ついそんな本に走りがちなんですよね保護者って。

私もはやる気持ちを抑えるのに苦労しました。

保護者の欲望のままに子供に合ってない本を読ませようとすると、子供が英語嫌いになる確率99%です。

本人が英語嫌いになってしまうと英語習得の難易度が爆上がりしてしまうので、ここは細心の注意を払いたいところです。

私が子供の英語学習においてかなりヒントをもらった「世界で活躍する子の英語力の育て方(著者:船津徹)」には、目安として、最初は1冊5分以上かかるもの、1ページに読めない単語が3~4個ある場合は、その子にとって「難し過ぎたり長過ぎる本」なんだそうです。(P182、P187から引用)

うちではまだ本を渡してそのまま自力で音読とかはさせていませんが、近いうちにこの目安で絵本を選んで読んでいってもらおうかなと考えています。

そしていずれは英語で小説とか読みこなしてくれるようになれば、私の英語教育は大成功と言えるんですけどね。

長い目で見ると日本語での読書も大切

長女は読書好きで日本語のライトノベルやマンガを毎日読んでるんですが、次女が読まない!!

最近やっとマンガの犬夜叉(私が子供のころハマっていたので渡してみた)に食いついてくれて、軽い小説もどきを1冊読んだら犬夜叉の続巻を5冊もらえるという制度を導入したところです。

おそらく英語の絵本の最初の方、ボブブックスまでは遊び感覚でなんとか引っぱれるとは思うのですが、結局目指す先は英語の本を読むことなので、日本語の本の読書もおろそかにできません。

日本語での読書もできる子にしないといけないという壁は地味に厚いです。

女の子のおすすめしかお伝えできないのが残念ですが、なんとか次女むぎに本を持たせることに成功した、絵本と小説の境目と言うべき小説もどき、あんびるやすこさんシリーズを紹介しておきます

ルルとララ・・・お菓子作りが好きな女の子はドハマり間違いなしの、シリーズの中でおそらく一番薄くて文字も大きく読みやすいシリーズです。

魔法の庭ものがたり・・・ルルとララより厚さもあり、文字も少し小さいです。そのかわり物語の内容も濃くて、小学生低学年がハマる要素をしっかり盛り込んでいます。

なんでも魔女商会・・・魔法の庭ものがたりとだいたい同じレベルだと思います。魔法の庭は15巻ぐらい私が読み聞かせをしたのですが、こちらは次女の読書用にしました。

他にもあんびるやすこさんシリーズはありますが、我が家で読んだのはこの3つのシリーズです。

実は近所のお姉さんにもらったものが大半だったのですが、中古で買えば1冊100円ぐらいで手に入ります。

犬夜叉のマンガも中古、長女ここが読んでいるライトノベルもマンガも中古で、ほぼそんな値段で揃えました。

これから子育て罰本領発揮かってぐらいお金がかかることが予想されるので、この辺は中古で凌いでコストを抑えたいところです。

勉強にしても日常生活にしてもそうなのですが、同じように生まれた姉妹でもこれほど違うのかと驚くほどなので、きっとご家庭やその子によって向き不向きがあったりベターなやり方が違うと思います。

レモネード家の学習方法はほんの一例に過ぎないので、参考程度にしつつそれぞれお子さんに合った学習方法を見つけて頂ければと思います。

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