このサイトワーズもフォニックスと並んで実際に英語圏で採用されている英語学習法であり、最近では日本の幼児向けの英会話教室でも教えている所が増えているようです。
こちらの記事でもフォニックスの記事と同様にサイトワーズについて、我が家での学習法、そしてメリットが多いフラッシュカードでの学習について紹介します。
サイトワーズとは
サイトワーズ(Sight Words)は日本語でいうと漢字にあたるそうです。
「一目でわかる単語」という意味で、フォニックスのルールでは読めない「the」や「have」などの頻出単語を丸ごと暗記する学習法です。
だいたい300単語ほどある頻出単語をひたすら暗記していきます。
それを全て暗記してサイトワーズはゴールです。
英検5級合格の目安が約600単語なので、私は300単語の中の頻出100単語を覚えてもらった段階で、本格的に英検のテキストを使っての学習に移行しました。
あ、これも途中でやめてますね笑
まあ英検取れてるんでね!(2回目)
・・ブログなんかを書いていると、自分がどれほどなあなあに英語学習を進めているか改めて自覚します。
教えるタイミングに注意
そんないい加減にパパっと通りすぎるのが嫌なそこのあなた、フォニックスもサイトワーズも英語圏の子供のようにきっちりやりたいあなたに1つ注意してほしいことがあります。
それはサイトワーズはフォニックスが終わった後ではなく、フォニックスでアルファベット26文字の基本の音を覚えた後に始めるということです。
英語圏の学校では、フォニックス学習は3年間(だいたい年長~小2)かけて教えるのが一般的なんだそうです。
なんせ多いので、基本の音を覚えた後に残りのフォニックスとサイトワーズを平行して学習していきましょう。
・・余裕がある方はやってみて下さい。
あともし私の上をゆく強者がいらっしゃれば制しておきますが、フォニックスをとばしていきなりサイトワーズはおすすめしません。
フォニックスはゲーム感覚でできるのですが、サイトワーズは丸暗記なんで楽しくないんです。
サイトワーズから入ってしまうと英語=つまらないとなってしまう可能性があります。
まだ英語学習の最初の段階でもありますし、「楽しそう」を最優先で進めていきましょう。
頻出100単語を「読める」ようにする
サイトワーズにはいくつかリストがあるようですが、英語圏でよく使われるのが「Dolch Sight Words」と呼ばれる220単語+95単語(名詞)のリストなんだそうです。
ですが私はそれを無視して前述のとおり頻出の100単語にしぼって覚えてもらいました。
ここで注意なのが、意味は教えなくていいということです。
そもそも「a」とか「is」とかってその単語に機能があるだけで、日本語に訳すような意味はないんです。
あともう1つ注意なのですが、名詞などの意味がはっきり訳せるものも、「cat」は猫よーなどと日本語で伝えない方がいいようです。
いろんな本やネットの記事にも英語は英語で教えた方がいいと書いています。
まあ私は英検のプリントする時、どういう意味かわかる?こうやでーって日本語で説明してますけど。
どうやるんだ英語を英語でって!!
というか結局自分で勉強しだしたら単語帳でelephant→ぞう、みたいな勉強になると思うんですけど・・・。
まあとにかく読めることが大事です逃
小学校高学年~中学生以上で学習する場合は、単語の意味を「どういう意味だと思う?」などと声をかけて、推察する習慣をつけてあげるといいそうです。
あと気になると思うのですが、サイトワーズでは文法の難易度などに関わらず、よく使われる順に学習します。
なので will の前に would が出てきても気にしないで大丈夫です。
では私が参考にした「世界で活躍する子の英語力の育て方(著者:船津徹)」という本から頻出100単語のリストをお届けします。(164ページ~165ページの表を引用)
the | of | and | a |
to | in | it | be |
that | I | for | is |
you | was | he | with |
on | by | at | are |
this | not | but | they |
his | from | had | which |
or | she | we | an |
were | as | have | can |
been | has | their | there |
would | will | what | all |
if | her | who | one |
do/don't | so | said | up |
them | some | when | out |
its | could | into | him |
then | look | time | about |
my | did/didn't | your | now |
other | no | me | only |
more | these | write | also |
just | people | any | first |
very | tell | may | should |
well | like | than | how |
call | our | way | after |
between | many | those | being |
because | down | need | good |
この量×3のサイトワーズを、英語圏の子供たちは書き取りで覚えていきます。
まさにこれがサイトワーズ=つまんねえと言われる理由ですね。
でも書かなくていいです!
おすすめの方法、あります。
フラッシュカードで比較的楽しく学習
はい、こちらもレモネード作りました!
先ほどの100単語を、単語の頭文字によって色を変えて作ってみました。
フォニックス用に私が作ったアルファベットカードの色と合わせています。(例えばBの色と、bで始まるbeは同じ色です)
印刷した時のカード1枚の大きさは、たて5センチ×よこ9.4センチの大きさになります。
画用紙に印刷したり、普通紙で出して台紙やダンボ―ルに貼ってカードのようにすると、かるた取りなどして遊ぶときにへたりにくくなります。
未就学の小さなお子さんには小さいかもしれないので、印刷した後コンビニなどで拡大コピーして、さらに台紙に梱包用の透明のテープで貼り付けると長持ちしますので、2人目、3人目とお子さんが多いご家庭でも活躍してくれます。
参考に我が家のサイトワーズフラッシュカードの使い方の流れを紹介しておきます。
①20枚程度を一緒に1度発音する。(これで1日分は終わりで毎日続けます)
②覚えてきたら子供に発音してもらう。
③保護者の補助なしに発音できるようになったら、5枚ほど特に覚えた単語を抜いて、新しい単語を5枚入れる。
④この①~③をくり返す。
⑤100単語すべて発音できるようになったら、カルタや、もう1枚ずつ印刷して神経衰弱などで遊ぶ。
面倒なのはもう本当によくわかるのですが、特に6歳以下のお子さんには書き取りはなかなか難しいので、この方法がベターだと思います。
小学生のお子さんで文字を書くのが好きなタイプ(うちの長女がこのタイプ)なら少しずつ書き取りを始めてもいいでしょう。
ちなみにうちで本格的に書き取りを始めたのはつい最近(小3ぐらい)で、長女ここが3級の試験でライティングがあるのでその訓練のために書き始めました。
もう学校で日本語の書き取りに慣れているので、英単語を書き始めるとすぐに英文を書けるようになりました。
学校で英語を書き始めるのもおそらく小5ぐらいからだと思うので、焦って書き取りを始めるより英語を嫌いにさせないようにすることが大事です。
ユーチューブなども強い味方
さらに平行して、ユーチューブなどのネイティブが配信している動画も活用しましょう。
ユーチューブでは「Sight Words」、「Dolch Sight Words」と検索して、お子さんが興味を持ちそうなものでなるべく短いものを選んで下さい。
私のおすすめはジャック・ハートマンさんのシリーズです。
ただ私がこのチャーミングなおじいちゃんを好きなだけなんですが、この音楽が頭から離れず、今でもつい口ずさむ時があるほどです。
まあ娘たちはきれいさっぱり忘れているようですけどね。
親は一生懸命セレクトしたり付き合ったりしたんですけどね。
ここで1つ注意なんですが、動画まかせにするのは良くないです。
動画は結局忘れられてしまう可能性大ですからね・・泣
あくまでもサイトワーズの補助教材として活用して下さい。
他にも、私は使いませんでしたが、サイトワーズ学習用のアプリやゲームなんかがどんどん出てきています。
興味がある方は調べてみてください。
サイトワーズが終わったら
その後の単語の暗記としては、英検のテキストに出てくるわからない単語の単語帳を作って今でも学習してます。
前述しましたが、うちではサイトワーズ100単語の後に英検の学習に移りました。
進め方はこちらです。
タイトルはこうなってますが、我が家の英検学習の流れを紹介しています。
英語学習の進め方にはいろんな道があるので、それぞれのご家庭やお子さんに合った学習の方法をいろいろ試してみて下さい。